システムの保守効率は、保守生産性を使って表すことができます。
 保守生産性は、開発生産性と同様、1人月あたり何FP(何Step)のシステムを保守できるのかを示す指標です。生産性の数値が大きい程、同じ規模のシステムであれば安価に保守することができます。

 組織が持っているそれぞれのシステムについて、年間どの程度の規模を保守し、その業務に何人月の工数を必要としたのかを分析して、保守生産性を算出します。
 得られた生産性の数値については平均値を求めます。生産性の数値が平均値から大幅に低いものは、保守のやり方やシステム品質そのものについて改善の余地が大きいことを意味しています。一般に保守生産性はシステムの規模と相関があり、大規模なシステムほど低下します。

 保守費用を評価する際に注意しなければならないのは、システムが改修される分の対応です。システム改修の対象となり、機能が増加した分のFP数については、生産性の評価対象に追加する必要があります。逆に機能改修によって使わなくなった部分については、保守対象FP数から削除する必要があります。
 保守生産性の評価対象となるのは、実際に使用していて、かつ保守作業の対象となっている機能のみということになります。


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