前回まではファンクション・ポイント法によってシステムの規模を特定する方法や、もっと簡便にソースコードの行数を使って同じくシステム規模が特定できることを説明してきました。

 システム開発の環境はシステムによって様々であり、コストもそれによって大きく変わってくるといわれています。ですが、システムのコストの大半は「システムの規模」によってほぼ決定されてしまいます。

 ソースコードの量が2倍になれば、システムのコストも基本的には2倍になります。厳密にはシステム規模とコストは正比例の関係ではなく、コストは規模の累乗関数となります。簡単なイメージで説明すると、ソースコードの量が2倍になれば、コストも2倍になりますが、ソースコードの量が10倍になると、コストは10倍ではなく、12倍だったり15倍だったりします。

 このあたりの具体的な数値は本サイトで紹介している弊社マニュアル書籍をご覧いただければと思いますが、ともかくケタが同じ範囲ではほぼ比例し、ケタが変わると単純比例ではなくなるといったイメージになります。

 ですので、複数のシステムを比較した場合、ソースコードの量が同じレベルなのにシステムの開発コストが2倍も3倍もするシステムというのは何らかの問題を抱え、コスト増加してしまったシステムということになるのです。

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